石段の前のアル

今朝、去年の夏の終わりになくなった我が家の愛犬「アル」の遺品ともいうべきゲージをゴミとして出しました。もうなくなって一年以上もたつのですすが、身の回りの物がなかなか捨てられず今になってしまいました。「アル」という名前は、ちょっとめずらしい名前かもしれませんが、最初の飼い主さんがつけた名前だそうですが、その誕生日とともに四軒の飼い主さんを通して我が家に伝えら増した。というのは、くわしい事情はわかりませんが、四軒の飼い主さんが病気などで飼えなくなって、我が家に来る直前の三カ月には犬のトレーナーさんに飼われていたのです。トレーナーさんのアドバイスで、ゲージま中で生活をさせたのがこにゲージの始まりでした。つまりアルは、五歳になる少し前までになんと四軒の家で飼われ、最後は保護犬として我が家へやってきたという訳です。最初のうちは、散歩になれず、行く場所も限られていましたが、しだいにいろいろな所に行くようになりました。本当は、飼い主がリーダーシップをとるほうが好ましいようですが、とにかく雨の日も風の日もめげず散歩ができました。おかげで、大きな病気もわずらうことがありませんでした。この絵は、我が家にやってきて、三年目の六月のことで、これから近所の神社の石段をのぼろうとする所を写真におさめたものを今水彩画にしたものです。もちろん神社へのお参りは、人の意志で犬の意志ではありません。

寒くなると赤く色づく

うすいピンク色の球状の花はピンポンマム、赤い枝はサンゴミズキ、緑の葉はギンコウバイです。いずれもききなれない名前ですが、無ギンコウバイは漢字で表記すると「銀香梅」となりますので、中国あたりの原産かなと思いましたが、ヨーロッパの地中海沿岸の原産で、英国では「祝いの木」と言われ、ブーケに使われたり、クリスマスのリースに使用されいきたということです。残念ながら花は見られませんが、5~6月頃に白い花を咲かせようです。その可憐な花からでしょうか、その花言葉はなんと「愛」とか「愛のささやき」ということです。サンゴミズキは、ミズキの仲間でもちろんサンゴの仲間ではありません。サンゴミズキの開花時期も5~6月頃ですが、どんな花が咲くのかわかりませんでした。花の後に果実をつけるのですが、こちらもわかりませんでした。なによりも特徴的なのは赤色に染まる枝で、生け花やフラワーアレンジメントの材料に広く使われるのはその枝です。サンゴミズキの枝は、もともと緑褐色なのが、寒くなり葉を落とすと、赤く染まるのだそうです。

花を色鮮やかにするには

赤い花は、グラジオラス、細い枝があちらこちらに伸びているのがウンリュウヤナギです。ウンリュウヤナギの原産地は中国。雲の合い間に立ち昇る竜の姿を思わせる枝の様子から名づけられたようです。グラジオラスは、以前のブログにも登場し、その名前の由来が、古代ローマ時代のラテン語の「剣」を意味する「グラディウス」から出ていることにふれました。グラジオラスの原産地はアフリカから地中海にかけてで、日本に入って来たのは明治時代のことです。グラジオラスは、球根で育てますが、ちょっとした秘訣があるようです。まず球根の地中に植える時期(定植適期と言うようです)ですが、春の早い時期が適当なようです。というのは冷涼な時期に植えると、茎や葉がかたくしまり、花の色も鮮やかななるということてせす。さらに開花期を梅雨を避けるようにするため春の早い時期が最適と言うことです。もう一つのポイントは、球根の参拝の深さに植え付けることです。それは新芽の基部から根が水や肥料をよく吸いあげ、花全体を安定して成長させるためです。

好奇心旺盛なシラサギ

すっかり秋めいて涼しくなり、真夏の間手控えていた夕方の散歩も快適に出かけることができるようになりました。しかし反対に日照時間が短くなったせいか、朝なかかなか起きられなく、朝の散歩をあきらめる日が多くなりました。そんな夕方の散歩。近くの田んぼのあぜ道を歩いていると、あちこちで、草とり機があちこち動くのが前の方に見えてきました。そして同時に何羽かのシラサギが羽をばたつかせているのが目にとまりました。何をしているのか見ていると、草刈り機が目の前を折り返すと、イネの切株でしょうか、どんどん刈り取られていくのがわかりました。この草刈り機がずっとむこうへ行った次の瞬間、近くにいたシラサギが草刈り機り機に興味ぶかそうにトントンと近づいたのです。草刈り機が行ったり来たりするたびに、シラサギが草刈り機に近づいていました。少し遠かったのですが、カメラにおさめました。もう少し近かったら、シラサギの興味しんしんの様子が読み取れたかもしれません。

花と見えるのは葉っぱ

赤い小さい葉の連続は、ネコヤナギ。ただしスプレーで色付けしたそうです。黄色い大きなな花はアンスリウム。濃いつやのある緑色に白い斑点をつけた葉はドラセナ。ドラセナにはさらにいろいろな種類があるようですが、正確な名前はわかりませんでした。面白いのはアンスリウムです。熱帯産の観葉植物でサトイモ科のの仲間です。大きな花びらに見えるのは実は葉が変形したもので、苞(ほう)と呼ばれる部分で、花の部分は、苞の中心に見られるたくさんの小さい花の集まりです。ちなみに花の集まりを花序と言い、花のつけ方によっていろいろな種類があり、この植物の場合、肉穂花序 (にくすいかじょ )と言い、苞を仏炎苞 (ぶつえんほう) とよぶようです。

ソケイについて

白い花は、テッポウユリ、つる状に伸びた葉はソケイ。テッポウユリの方は、日本原産でリュウキュウユリという別名があるように、日本の南西諸島や九州南部が自生していたのが、本州以東では観賞用に栽培されるようになったようです。そう言えば、何年か前まで、このテッポウユリが我が家の庭にも咲いていましたが、残念ながら今は見ることはできません。もう一つソケイですが、例によって、ウェブでいろいろ調べてみました。ソケイはインドなど南アジアが原産で、日本には、江戸時代の中頃、中国経由で沖縄に入って来たと言われます。ちなみに日本名のソケイは、いつの時代かわかりませんが、この植物の白い花を好んだ美女の名前の「素馨」を音読みしたもののようです。ソケイの花は、夏から秋にかけて細長い筒形の花を咲かせ、花が咲いた後も果実をつけるそうですが、ここでは確かめることはできません。ソケイは一般的にはジャスミンと呼ばれるようですが、ジャスミンとはソケイと同じモクセイ科ソケイ属に分類されているつる性植物の総称で、主にマツリカ(茉莉花)やハゴロモジャスミンなどの芳香性の花を咲かせるものを指すようです。

「らんまん」製作者に感謝

NHKの連続テレビ小説「らんまん」も、今週が最終週です。植物学者牧野富太郎をモデルとした槙野万太郎の生涯を江戸末期から大正の関東大震災の激動の時代を背景に描かれてきました。多彩な出演者・主題曲・語り手など話題が多い作品にしあがっていますが、一番印象に残っているのが、時代を象徴する様々な事柄が時々におりこめられてきたことです。まず最初の頃、万太郎の故郷高知県で起こさった自由民権運動でした。ドラマでは主人公が運動に関わった疑いで、囚われの身になりました。植民治下の台湾に派遣された主人公が現地で發塤した新種の植物名を台湾ちなんだ名前にしょうとした万太郎に対して、台湾を統治している日本語になじんだものにしろという横やりが上から入ります。さらに国が推し進める神社の合祀令に対して、神社の森に存在する植物を守るために自分の職も賭ける主人公のの姿もありました。そしてつい最近描かれた関東大震災直後の事件として、万太郎の子供が、ある新聞記事を見入り憤慨する場面がありました。その新聞記事というのは「大杉栄・内縁の妻伊藤野枝・甥の6歳の橘宗一が憲兵寿恵子隊に連れ去らわれ殺害された」という内容でした。もちろん植物に対し熱情をささげた万太郎と、万太郎を蔭になり(あるいは日向になり)支えた寿恵子を主軸に据えたドラマの展開だったことは言うまでありませんが、物語の節目に登場した様々な事柄を登場させたことが、いままでのNHKの朝ドラも例の大河ドラマにもなかったことなので、「らんまん」製作者に感謝します。

 

暑ければ暑いほど元気

ピンクの大きい花はクルクマ、写真では見分けがつかないかもしれませんが、手前の赤い実がヒペリカム、後方のピンクの小さい花がスターチスの仲間(正式には名前がみつけられませんでした)、そして放射状に伸びた大きな葉はタニワタリ。どれもわたしたちにはなじみの薄い植物ばかりですが、特にクルクマについて紹介したいと思います。クルクマは、東南アジア原産デ、タイの北部やカンボジアに分布し、漢方に使われるウコンの仲間で、こちらは観賞用として栽培されているクルクマ・シャロームという名前がついています。きれいな花びらのように見える部分は、実は花びらでなく、苞(ほう)という部分がトーチ状に重なったもので、実際の花は、苞と苞の間にあります。タイでは、苞の形から「タイりチューリップ」読んでいるようです、原産地からも想像できるように多年草ですが、寒さには弱く、夏の暑さに強く、暑ければ暑いほど元気に花を咲かせるという、夏バテ気味のわたしたちにとってうらやましい限りですね。

 

ススキについてのあれこれ

青紫の花はリンドウ、黄色の花はキク、そして、すっとほうき状に伸びた花穂はススキです。ススキはその昔、十五夜の月見の日に、ハギとともに飾られたようになじみの深い草花で、日本中どこでも見られましたが、最近は見ることが少なくなったようです。ススキについては、昔から人々の生活と密接に結びついてきました。ススキは「茅」(かや)と呼ばれ、農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料として使われたり、家畜のえさとして利用されてきました。またその花穂が動物の尾に見立てて、尾花(おばな)と呼びました(ススキ自体を尾花と呼ぶ場合がある)。また馬の毛色で尾花栗毛(おばなくりげ)というのは、たてがみや尾が白色のものを白くなったススキの穂に見立てて呼んできたそうです。また『万葉集』には、「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花」という山上憶良が詠んだ歌があるように秋の七草の一つにかぞえられています。ちなみにススキは、秋の季語ということです。「幽霊の正体見たり枯尾花」という諺はよく知られています。ススキは、イネ科の植物で、冬には、地上部は枯れてしまいますが、地下茎はしっかり根をはる春にそなえます。