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和名風鈴草という花

すっーと上へ伸びて先に小さな白い花をさけているのがリョウブ。下の方に配置されているのはナルコユリの葉、そして左右につり鐘型の愛らしい花びらをみせているのが少しおぼえにくいのですが、カンパニュラということです。リョウブは漢字でかくと「令法」として。その若葉が、飢饉の時に食べられたというのでいかめして名前がつけられたことをずっと前のブログでふれたことがありました。面白いのはカンパニュラを日本名で風鈴草というそうです。ヨーロッパで早くから栽培されているそうですが、野生種はかなりの高地にも咲くようです。風にゆれてどんな音をするのか想像すると楽しくなりそうです。

二つの不思議

白い花はスプレー菊、そしてそして濃い緑の葉はルスカス、薄いどちらかというと黄緑にみえるのはキイチゴ。スプレー菊は、正しくは英語読みでスプレーマムというということです。スプレーというのは一本の茎が枝分かれという意味で、マムは菊という意味です。なるほど手にとってみると、一つの茎からいくつかが枝をのばし、それぞれ花をつけているのです。これも不思議な特徴なのですが、もっと不思議なのは、ルスカスです。茎が変形して葉のようになって、その真ん中に花が咲かせるというのです。茎が葉のように変形するのを葉状枝というのだそうです。

やっと第二弾

真ん中の黄色い花は、アルストロメリア。左右に伸びている枝はアオモジ 。それからやや後ろでこんもりしている黄緑色の葉がソリダコ。最初のアルストロメリアは長くて覚えにくい名前ですが、スウェーデンの植物学者 クラース・アルストロメールという人の名前からつけられたというのですが、日本名の方は、ユリズイセンということで、こちらの方がわかりやすいですね。なんでも南アメリカ原産としいことですよ。三月から四月にかけて、白い花を咲かせるそうで、たくさんつぼみをつけていました。

 

ヤブツバキとストック

赤い花はヤブツバキ、白い花はストック。ともに冬から春にかけて長い開花期をもっていますが、いろいろな意味で意匠的な花の組み合わせになりました。ヤブツバキの方は、日本に古くから自生し、青森県を北限として、日本全国にみられます。江戸時代にヨーロッパの交渉国であったオランダを通してヨーロッパに紹介されたそうです。ちななみにここに生けられたヤブツバキは、家の庭に咲いていたものをとってきたものです。多くの蕾を持っていますが、いっせいに花を咲かせるとはいかないようです。一方ストックの方は、地中海地方など南ヨーロッパが原産で、日本にもらされたのは、江戸時代の早い頃、栽培が始まったのは大正時代の終わりごろということです。ストックという名称は、アブラナ科のアラセイトウ属という仲間の総称をストックといっているということで、そのあたりの事情はよくわかりません。匂いが強く、一つの枝にたくさんの花びらを咲かせるということで、ツバキとはとても違っているようです。ちなみにツバキを縁起が悪い草花として名指ししている都県がおおいということです。

 

アルストロメリアとは

アルストロメリアとは、はじめて聞く花の名前です。例によってウェブで調べたことを紹介します。アルストロメリアとはずいぶん名前ですね。しかも 学名は Alstroemeria psittacina「アルストロエメリア・プシッタキナ」、というのでとても覚えられそうにもありません。でも日本名は、「百合水仙(ユリズイセン)」、別名を「夢百合草(ユメユリソウ)」ということです。これなら覚えられそうですね。この花は、南米アンデス山脈の寒冷地が原産でペルー、チリからブラジルにかけて野生種が存在するそうです。日本には明治から大正にかけて入ってきたということですが、日本で切花として利用されるようになったのはバブル期前後にオランダで改良された品種が輸入されてからということですから、本当に最近のことですね。