花と見えるのは葉っぱ

赤い小さい葉の連続は、ネコヤナギ。ただしスプレーで色付けしたそうです。黄色い大きなな花はアンスリウム。濃いつやのある緑色に白い斑点をつけた葉はドラセナ。ドラセナにはさらにいろいろな種類があるようですが、正確な名前はわかりませんでした。面白いのはアンスリウムです。熱帯産の観葉植物でサトイモ科のの仲間です。大きな花びらに見えるのは実は葉が変形したもので、苞(ほう)と呼ばれる部分で、花の部分は、苞の中心に見られるたくさんの小さい花の集まりです。ちなみに花の集まりを花序と言い、花のつけ方によっていろいろな種類があり、この植物の場合、肉穂花序 (にくすいかじょ )と言い、苞を仏炎苞 (ぶつえんほう) とよぶようです。

ソケイについて

白い花は、テッポウユリ、つる状に伸びた葉はソケイ。テッポウユリの方は、日本原産でリュウキュウユリという別名があるように、日本の南西諸島や九州南部が自生していたのが、本州以東では観賞用に栽培されるようになったようです。そう言えば、何年か前まで、このテッポウユリが我が家の庭にも咲いていましたが、残念ながら今は見ることはできません。もう一つソケイですが、例によって、ウェブでいろいろ調べてみました。ソケイはインドなど南アジアが原産で、日本には、江戸時代の中頃、中国経由で沖縄に入って来たと言われます。ちなみに日本名のソケイは、いつの時代かわかりませんが、この植物の白い花を好んだ美女の名前の「素馨」を音読みしたもののようです。ソケイの花は、夏から秋にかけて細長い筒形の花を咲かせ、花が咲いた後も果実をつけるそうですが、ここでは確かめることはできません。ソケイは一般的にはジャスミンと呼ばれるようですが、ジャスミンとはソケイと同じモクセイ科ソケイ属に分類されているつる性植物の総称で、主にマツリカ(茉莉花)やハゴロモジャスミンなどの芳香性の花を咲かせるものを指すようです。

「らんまん」製作者に感謝

NHKの連続テレビ小説「らんまん」も、今週が最終週です。植物学者牧野富太郎をモデルとした槙野万太郎の生涯を江戸末期から大正の関東大震災の激動の時代を背景に描かれてきました。多彩な出演者・主題曲・語り手など話題が多い作品にしあがっていますが、一番印象に残っているのが、時代を象徴する様々な事柄が時々におりこめられてきたことです。まず最初の頃、万太郎の故郷高知県で起こさった自由民権運動でした。ドラマでは主人公が運動に関わった疑いで、囚われの身になりました。植民治下の台湾に派遣された主人公が現地で發塤した新種の植物名を台湾ちなんだ名前にしょうとした万太郎に対して、台湾を統治している日本語になじんだものにしろという横やりが上から入ります。さらに国が推し進める神社の合祀令に対して、神社の森に存在する植物を守るために自分の職も賭ける主人公のの姿もありました。そしてつい最近描かれた関東大震災直後の事件として、万太郎の子供が、ある新聞記事を見入り憤慨する場面がありました。その新聞記事というのは「大杉栄・内縁の妻伊藤野枝・甥の6歳の橘宗一が憲兵寿恵子隊に連れ去らわれ殺害された」という内容でした。もちろん植物に対し熱情をささげた万太郎と、万太郎を蔭になり(あるいは日向になり)支えた寿恵子を主軸に据えたドラマの展開だったことは言うまでありませんが、物語の節目に登場した様々な事柄を登場させたことが、いままでのNHKの朝ドラも例の大河ドラマにもなかったことなので、「らんまん」製作者に感謝します。

 

暑ければ暑いほど元気

ピンクの大きい花はクルクマ、写真では見分けがつかないかもしれませんが、手前の赤い実がヒペリカム、後方のピンクの小さい花がスターチスの仲間(正式には名前がみつけられませんでした)、そして放射状に伸びた大きな葉はタニワタリ。どれもわたしたちにはなじみの薄い植物ばかりですが、特にクルクマについて紹介したいと思います。クルクマは、東南アジア原産デ、タイの北部やカンボジアに分布し、漢方に使われるウコンの仲間で、こちらは観賞用として栽培されているクルクマ・シャロームという名前がついています。きれいな花びらのように見える部分は、実は花びらでなく、苞(ほう)という部分がトーチ状に重なったもので、実際の花は、苞と苞の間にあります。タイでは、苞の形から「タイりチューリップ」読んでいるようです、原産地からも想像できるように多年草ですが、寒さには弱く、夏の暑さに強く、暑ければ暑いほど元気に花を咲かせるという、夏バテ気味のわたしたちにとってうらやましい限りですね。

ススキについてのあれこれ

青紫の花はリンドウ、黄色の花はキク、そして、すっとほうき状に伸びた花穂はススキです。ススキはその昔、十五夜の月見の日に、ハギとともに飾られたようになじみの深い草花で、日本中どこでも見られましたが、最近は見ることが少なくなったようです。ススキについては、昔から人々の生活と密接に結びついてきました。ススキは「茅」(かや)と呼ばれ、農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料として使われたり、家畜のえさとして利用されてきました。またその花穂が動物の尾に見立てて、尾花(おばな)と呼びました(ススキ自体を尾花と呼ぶ場合がある)。また馬の毛色で尾花栗毛(おばなくりげ)というのは、たてがみや尾が白色のものを白くなったススキの穂に見立てて呼んできたそうです。また『万葉集』には、「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花」という山上憶良が詠んだ歌があるように秋の七草の一つにかぞえられています。ちなみにススキは、秋の季語ということです。「幽霊の正体見たり枯尾花」という諺はよく知られています。ススキは、イネ科の植物で、冬には、地上部は枯れてしまいますが、地下茎はしっかり根をはる春にそなえます。

白内障手術の最中で

「……手術の最中」と言っても、もちろん手術を受けるということで、行うという訳ではありません。以前から、散歩中、前方まぶしくて、前方ほ正視できない状態が続いていました。道を横切るにしても、目を凝らして何度も安全を確かめないと道を渡ることができませんでした。どうにも日常生活に困るので、白内障の手術をしてもらうことにしました。手術そのものは水晶体がにごっているのでそれを取り除き、かわりに人工のレンズに入れ替えるというものですが、にごっているといえ、自分の水晶体のかわりに人工物を入れるということに不安を覚えました。それに微量とはいえ水晶体を包む袋(水晶体嚢=すいしょうたいのう)を切り開くというので、痛いのではないかと多少恐怖をいだきました。手術は、二回にわたって行われます。一回目は、すでに先週の月曜日に行われ、左目に施され、二回目は、一週間後の月曜日に右目に施される予定になっています。一回目の手術の感想ですが、待ち時間が長く手術室が非常に寒かったこと、部分麻酔をしたのも、実際の手術もほとんど実感がなく、短時間に無事に行われたことです。手術当日は、寝る前まで涙が出た他は、特に痛みもなかったです。術後の安静と清潔を保つため、とりあえず、運動等は禁止され、入浴も制限されたりしました。一番併行したのは、朝、昼、夕、寝る前の目薬の点眼と、感染症予防のためでしょうか、四六時中ゴーグルを着用しなければならないことでした。白内障は、年齢が進むにつれて、水晶体が濁る病気です。老化が誰もが避けて通れないように、白内障が発症する可能性は高いようです。参考までに白内障の手術をうけた経験の一端を紹介しました。

終戦記念日で思うこと

今年も終戦記念日、8月15日がやってきました。今年は78年目を迎えるということですが、年々、平和を希求する気運が薄らいできているように感じるのは私だけでしょうか。テレビでも映画でも、この時期に合わせて、戦争に関する番組や映画を見せてくれますが、近代日本が経験した戦争の中でもアメリカ合衆国を主要な敵国として戦わされた太平洋戦争の、戦局が極度に悪化し、しかも敗戦濃厚になった時期のものを取り上げているように思います。沖縄戦、東京大空襲、広島・長崎における被爆、ソ連による満州への進攻等々。戦争の悲惨さを伝えるには十分といえますが、戦争の実相を伝えるには、なぜ戦争に至ったのか、日本軍が優勢にあった時に、何があたのか、ほとんど触れられていないのでしょう。近代日本が唯一負けた戦争の最後の局面だけほ取り上げただけなのは、いかにも歯がゆい思いがします。

 

ヒマワリも新大陸から

黄色い花はヒマワリ、手前の大きな葉はハラン、たくさんの赤い実はヒペリカム、羽状の葉はパンパスグラス。ハランは地下茎で育つ日陰でも育つ丈夫な多年生の草花ということで、紫色の花を咲かせですね。ヒペリカムの赤い実は特徴的なのですが、実をつける前に黄色い花をつけるようです。パンパスグいうこと、でラスは、南米の大草原(パンパス)の草(グラス)という意味の草花で、もちろんアルゼンチンやブラジルの原産ということです。イネ科の草花でモップの先のいかような部分が花らしいのですが、よくわかりません。さて、ヒマワリですが、夏の代表的な花で、見るたびに元気が出る花です。しかしこの頃は遠くへ行かなければヒマワリにお目にかかることでできないようです。元気が出ないのも当然なのでしょうね。ヒマワリのことも調べてみると、いろいろなことがわかりました。まず原産地ですが、北米大陸で、それがヨーロッパの方に広まったのは、コロンブスの新大陸(アメリカ大陸)を発見を契機に、16世紀の初めにスペインの医師がヒマワリの゜種子を自国へ持ち帰って育てたのがはじまりということです。多くの植物が新大陸からヨーロッパに持ち込まれたのと同じですね、ヒマワリについての花言葉はこの前テレビでやっていましたので割愛します。

※久しぶりの投稿。投稿中断の理由はいろいろあります。この間、目の不調でとても投稿をする気力がわかなかったこと、連日のうだるような暑さで、歩(特に夕方の散歩)をさしひかえたこと、などです。

 

 

さるすべりの花

ずいぶん久しぶりにさるすべりの花を見た感じがします。なかなか涼しい朝にめぐりあわないので、思い切って朝の散歩を五時代にくりあげて出かけていました。ほとんど毎日のように同じコースをあるいているのですが、少しうつむきかげんで歩いているせいか、さるすべりの花が咲いているのに、その日は、久しぶりにでくわしました。さるすべりとは、木登りの得意のはずのサルも足をすべらせるほどにすべすべした木肌の木で、花が咲いている期間が夏の初めから秋口までとたいへん長いので百日紅(ヒャクジッコウ)という別名があります。花の写真を撮った後、地面を見たら、すでに花びらがいくつか落ちていました。それにしても百日これ紅なんて優雅ななまえですね。

ナルコユリの花は?

手前の大きな葉は、ナルコユリ、花はすべて、リンドウ、小さい葉はユキヤナギ。ナルコユリについて調べてみると、キジカクシ科という草花の仲間ということで百合とは関係なさそうです。ちなみに、ナルコは、漢字で「鳴子」と書きますが、ナルコユリの花のつき方が鳴子に似ているからということで、きっとつりがね状に花が咲くのでしょうか? 白い可愛らしい花ということですが、残念ながら開花期が四月から五月ということで見られません。本州から九州・四国の野山に自生すれといいますから、野山に分け入って花が咲いているところを見たいですね。